漢方薬・生薬認定薬剤師について

漢方薬・生薬認定薬剤師について

西洋医学の医薬品が高度に発展した現代でも、すべての病気に対応するところまで行っていないのが現実です。

 

外科や整形外科、内科の多くでは、西洋薬がとても有効で治療成果も高くなっていますが、一方で自律神経失調症や慢性病のなかには、東洋医学の知恵が詰まった漢方薬や生薬のほうが求められるケースも増えています。

 

薬剤師の資格があれば漢方薬や生薬を扱うことは可能です。

 

とくに最近は、一般の西洋医学の病院でも普及が著しい漢方薬のエキス剤を補助的に処方する医師も増えています。また、西洋医でありながら漢方薬に精通している、いわゆる漢方クリニックや漢方外来も人気が高まっています。

 

西洋医学だけでなくさらに積極的に根治を考える患者さんのなかには、漢方薬や生薬にトライした人も増えており、そうした状況の中、そうした東洋医学の薬剤の知識を持った薬剤師がますます求められています。

 

こうしたなか、薬剤師の資格にプラスして漢方薬・生薬認定薬剤師として働きたい人が増えており、求人もよく見られるようになりました。漢方薬は西洋薬と異なり、同じ病気や症状でもさまざまな漢方薬が処方されます。

 

たとえば、風邪薬として一般に知られている漢方薬が肩こりや腰痛に用いられることがあったり、風邪でも患者さんの体質や症状、初期や中期、後期といった時期によっても使い分けされています。こうした複雑な漢方薬の体系をしっかりと理解し、薬剤師として服薬指導できる人材が必要となっています。
薬剤師が目指す東洋医学関連の資格として代表的なものが、漢方薬・生薬認定薬剤師です。

 

主に公益財団法人の日本薬剤師研修センターが取り扱っている資格で、研修会を受講後、試験にパスすれば認定が受けられます。
3年ごとの更新がありその都合、漢方薬や生薬の研修を受ける必要があるため、現代医学と漢方薬との関係を改めて把握するいい機会にもなります。
今後は、漢方薬を取り入れる病院やクリニックが増加することが予想されますので、薬剤師で復帰をしようとするときに有利なアイテムとなるでしょう。